土井 弘一さん「化学合成物質に頼らず、微生物を活かした土づくりで、自然生態系に沿った作物づくりを」 |
土井さんは「アトピー患者の会」との出会いから、有機農業を始めました。
「農薬、かかっているのでしょう?」「当たり前でしょ、それがないと作れない。でも美味しいよ」
「うちの子は少しでも入っていると食べられない。離乳食から反応がでているので・・・。」
このような会話をきっかけに、小児科医の話も聴くことになりました。
粘りのある品種だと、無農薬米と表示された米でも反応が出ると聞き、「嘘はつけない」と思ったそうです。こうして会員さんたちの要望に合わせた米作りが始まりました。
「月に1回配達に行くと、親より先に赤い顔をした子どもが走って来た。
3日ほど食べてないので米を分けてもらえないかと言われて夜中に走ったこともある。」と、
土井さんは懐かしそうに笑います。その子も今では30歳くらいになるとのことです。
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現在は「ふゆみずたんぼ」という農法を取り入れています。
米は12月20日までに電話・FAXで申込み、1年分の料金を振り込むと毎月宅配便で届きます。
途中で止めることも自由で、お金は返却されます。
居酒屋・道外の飲食店・スーパーなどにも出荷しています。
*ふゆみずたんぼとは
*ふゆみずたんぼとは、古くは江戸時代の「会津農書(貞享元年1684年)」という言葉に記されているように、昔から日本で行われてきた、冬場の田んぼに水を張る農法です。
冬の田んぼに水を張ると、菌類やイトミミズなどの小さな生物が田んぼの中に住むようになり、水の中の微生物などを食べて糞を排泄します。
これが土を耕す事になり、雑草の発芽を封じ込め、天然の肥料にもなるそうです。
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土井弘一さんは、有機生産者グループ「環ネットワークなんぽろ」の代表です。
米農家に生まれ、兄弟の中で男性が一人だったので、農業を継ぐのは当然と考えていたそうです。
高校時代に鶏や羊を飼った経験があり、その中には失敗談を含めて楽しい思い出がたくさんあります。
子どものころから物事を見抜く目を持っていたようで、米の検査場について行った時は「等級を決める基準が味ではなく見た目というのはおかしいのでは?」と考えていたそうです。
減反が始まり、米以外のものに転作する時期が来た時には、なるべく高く売れるものを作ろうとジャガイモを選びました。ところが、この地域は土地が粘土質なので芋の肌がきれいにできない、見た目が悪いと市場では扱わない、という現実の壁に突き当ります。
それでも土井さんは、子どもの頃に感じた「作物の良し悪しは、見た目で決まるのか?」という疑問から「美味しけりゃ、良いんじゃないの?」と芋作りを続け、市場で売れないのなら自分で売ろうと、移動販売を始めて前述の「アトピー患者の会」と出会ったのです。
食べる人が「農薬を使ったものは食べられない」というのなら、国や農協の言うとおりではなく、食べる人の側に立った農業を目指そうと野菜も無農薬で作ることにしました。
けれども栽培方法は誰も教えてくれません。
その頃積極的に活動していた東京の消費者団体の人たちと連携して、試行錯誤しつつ頑張って来ました。
販路は首都圏や関西が多く、25年間農協には出荷していないとのことです。
"生活者は生産者の生活を保障し、生産者は生活者の健康を保障する"そんな形の農業が広まることを望み、これから有機農業を始める人を育てていきたいと考えているそうです。
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| ■ 住所 |
〒069-0211
北海道空知郡南幌町南11線西5番地 |
| ■ 連絡先 |
TEL/FAX 011-378-0593 |
| ■ 主に作っているもの |
米・大豆・じゃがいも・南瓜・トマト・ナス・キュウリ・ホウレンソウ・トウモロコシ・他 |
| ■ 事業内容 |
全面JAS有機農業 |
| ■ 就農歴 |
36年 |
鳥取県で有機栽培農家をしております、ひびきです。昨年は、なかなか手に入れることの出来ない貴重なゆきひかり種籾をお分けくださり本当にありがとうございました。ゆきひかりの種籾を苗箱10箱撒いて、順調な生育できれいにそろっていましたが、こしひかりより一ヶ月早い出穂で7月でしたそれから8月には、まだ珍しい早いもみめがけて、スズメの大群が押し寄せて、ほとんども実を食べつくしてしまいましたが、何とか玄米で40キロくらい取れました。
田んぼにはほかに日本晴れとキヌヒカリを植えていましたので、水が張ってあり、その中での手狩り稲刈りとなりました。稲の丈はゆきひかりなどの半分くらいで風通しも悪かったかもしれません。
稲を刈っていて気づいたのは、外側の稲の中に、まだ緑色の穂のようなものが結構あることでした。2段階、時間差交配のような感じでしょうかちょうど半分くらいの割合で緑色の穂があるので刈り取ったものかと迷いながら刈り取りました。
普及所の方が隣の田んぼを作っています。今普及所のほうでもゆきひかりに大変注目していて、このあたりでは、氷ノ山スキー場のある、ふもとの標高の高い集落で、雪の多いところですが、実験的に作ってもらいいているらしいです。
このあたりで作るなら、先ず、もみまきを一ヶ月遅くして、キヌひかりを隣に植えて、交配させて、新しい品種を作るのが一番良い方法だそうです。でもこれは、新しい品種なので、アレルギーに対応できるかどうかはわからないと思います。キヌヒカリも、こしひかりよりはアレルギーが出にくいそうです。古くからあるささ系統もよいということですが、まだまだ勉強しなくてはてはと思います。
ゆきひかりを食べようとしているお子さんは、日本には珍しいアレルギーで、野菜のキャベツ、イモ類かぼちゃなど、小麦、卵、牛乳、乳製品、などほとんどのものがだめだそうです。お米も、反応が出て、雑穀とAカットミルクというミルクを飲ませているそうです。3歳くらいまではこれしかないといっておられます。本当に怖いです。深刻です。
もち米の成分がだめだそうでもち米を先祖に持つお米は、アレルギーのお子さんには、向かないようです。
子供たちのことを考えると、どうしても作りたいので、来年も何とか種籾を1カ月遅らせて撒いて、山の田んぼ(周りに何もないところ)で栽培しようと考えています。