早坂農場
農業に新しい風-消費者視点からの有機農業 |
都会からの新規就農
上川盆地と富良野盆地の間に位置する美瑛町。丘の上からの景色はまるでパッチワークのよう。北海道の中でも人気の観光スポットです。早坂清彦さんは、1982年に横浜から美瑛町に移住し、農業をはじめました。
有機農業をはじめたのは、1987年。じゃがいも、かぼちゃ、アスパラ、黒大豆、小豆などを育てています。大切にしているのは、"消費者視点"。新規就農ながら、今までの農業にはなかった新しい発想で、様々なチャレンジを続けています。
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みんなが欲しいものを
"消費者が好むものを作ってみたい"という思いから、有機農業をはじめた早坂さん。野菜の中には、有機栽培に向かない野菜もあります。じゃがいもの男爵もそのひとつ。土の中の微生物や菌への抗体が少なく、農薬を使わずに育てると、疫病になりやすいと言われています。しかし早坂さんは、有機栽培で健康な男爵イモを育てることに成功。周りの人をアッと驚かせました。
「お前は消費者の言いなりになって。生産者としてのプライドはないのか」。農家の人が集う飲み会で、他の農家の方にそう言われたことも。また、男爵は土の中で病気になりやすく、生産量が安定しないという悩みもあります。それでも、"みんなの欲しいものを作りたい"というこだわりを持ち続ける早坂さんの思いは、きっと食べる人にも伝わっていることでしょう。
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おしつけではなく、相手に合わせる
畑でとれた農作物を貯蔵するために、地下倉庫を作ったのも、"消費者視点"からの試み。収穫期にドバっと流通させるのではなく、消費者のニーズに合わせるために、とれた農作物を貯蔵しておき、小出しに流通させていこう、というのが早坂さんの考えです。
北海道で貯蔵をする時の不安要素は、倉庫の中のものが凍ってしまうこと。そこで早坂さんが考えたのが、地下倉庫。実際に、地下に倉庫を作ったところ、凍らせずに農作物を貯蔵することができたそうです。
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