
ほし柿農家 冨士本治雄さん
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干し柿が特産の東出雲町で、干し柿を作っている冨士本さん。
干し柿は、渋柿から作ります。
秋になると、冨士本さんの家の周りはオレンジ一色になります。
干し柿と言っても、ただ干すだけではできません。
知っているようで知らない、プロの干し柿作りを取材してきました。
(取材日:2006年11月16日)
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一番のほし柿 |
会社を辞めて専業農家になって8年になる冨士本治雄さん。
10代続くほし柿農家であり、小さい頃から当たり前のようにほし柿作りを手伝ってきました。
この地区は24戸ありますが、そのうち20戸がほし柿を作っているところで、見渡す限り柿の樹でいっぱいでありその中に家があります。
一日1000個乾燥するまでに仕上げ、年にと言っても約1ヶ月で3万5千個になります。 |
乾燥は極秘 |
治雄さんは大学生の体験を受け入れています。
ほし柿作り体験ができます。
一言でほし柿と言っても、収穫、皮むき、干す、というようにいくつかの工程がありますが、どれもコツがいるもので、熟練の技が見られ、そして学ぶことができます。
ほし柿農家でしかできない貴重な体験です。
しかし、乾燥の技術だけは教えていただけません。
より良い機械や、作り方など共有しながら、地区全体で盛り上げていますが、乾燥の仕方だけは一軒一軒方法があるようです。
協力しあいながらも、良い競争相手がいるといったようすです。 |
人生を楽しむ |
専業になって変わったことは?と聞いたところ、「収入が減った。少しの酒が飲めりゃあいい。しがらみがなくなって、心が大変穏やかになった。人間はもっと人間らしい生き方をしないといけない。人生1/3だと思ってる。人間の一生は、1日のうち8時間寝て、8時間働いて、8時間は自分の時間だが。75歳まで生きれば、25歳まで寝て、50歳までは働いちょる時間だとすれば、後の残りは自分の時間をもたんと損するけんね。」と51歳から専業農家になった治雄さん。
農業を仕事としてではなく、人生の楽しみにしているようです。
農家になり、何が良かったかというと、昼間からお酒が飲めるようになったこと。
日本酒片手の治雄さんと、その横ではビール片手の奥さん。
もちろん午後からも仕事に出かけます。 |
ほし柿といえば |
全国的にほし柿がありますが、「よく目か知らんけどね、よそのはまずいと思うのはなんでかな。自分のものはうまいと思う先入観かがあるからかね。そういう自信を持っとらんとけんわね。まずいと思って作っててもね。」
熟したものがきれいにほしあがったものが一番おいしいという奥さんですが、色が悪いと値段は安い。
一番おいしい食べ方をしっているのはやっぱり農家さんです。 |
ほし柿の作り方 |
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①収穫・・・高枝切り鋏を使い行う。
切ったあと柿が落ちないようになっているが、切り方を間違えると落ちてしまう。
熟している柿は樹にそのまま残す。
②枝切り・・・紐につるしやすいように枝をちょうど良い長さにする。
片方は真っ直ぐにもう片方は斜めにカット。
長すぎるとへた取りに支障が出る。短すぎると紐につるせない。
③へた取り・・・機械を使う。
小さいものと、大きいものができるようになっていて、5秒くらいでできあがり。
この辺りのほし柿農家さんは一家に一台所有しているとか。
④皮むき・・・柿専用の皮むき機で行う。
コツは皮むき機を動かすのではなく、柿を動かすこと。
10秒くらいで皮むき終了。
⑤紐につるす・・・10個ずつロープにつるす。
⑥乾燥・・・ただ干すのではなく、農家によって違うとか。
ちなみに冨士本さんのやり方は、「秘密」です。
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