大久保利哉さん

Posted at 07/03/23 Comment(0)» Trackback(0)»

花卉農家 大久保利哉さん


大久保利哉さん

大久保さんはお花を栽培しています。
10年前に夫婦で島根にIターンされたそうです。
なぜIターンしたのか、実際どうだったか、現在の花農家の仕事など、大久保さんの歴史にせまってみました。
(取材日:2007年2月1日)

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花農家さんの仕事

花の苗

大久保さんは、7年ほど前からお花の栽培しています。
現在は9棟になったビニールハウスで、菊を中心にトルコキキョウ、なでしこ、ストックなどを栽培しています。
「咲かせたい時期に咲かせるのが一番難しいです。」
花の種類によって、需要がある時期が違います。
その時期に出荷するために成長をコントロールするわけですが、それが難しいそうです。
お客さんの手元に届くときに一番きれいな状態になるよう、つぼみのときに刈り取ります。
花農家さんと聞くと、花に囲まれているような華やかな想像をしていましたが、大久保さんは一番きれいなところを見ることができません。
よく考えればもっともなのですが、ちょっとした驚きでした。
刈り取った後、箱につめます。
菊は丈夫なので、100本くらいダンボールに横にしてつめても大丈夫だそうですが、柔らかい花は立てて入れることができる専用の箱に40本くらいずつ入れて出荷するのだそうです。
市場に直接持って行き、仲買人さんを通して店頭にならび、みなさんの手元に届きます。


Iターンしてから今に至るまで

ハウスの中

大久保さんは、東京のIターンUターンフェアで島根での就農の話を聞き、Iターンを決断しました。
なぜ島根で農業なのですか?と聞くと「よく聞かれるんですが、特に理由はありません。農業経験は全くありませんでしたが、自然の中にいるのは好きでしたね。『農業がやりたい』と漠然と思っていました。場所は特にこだわりませんでした。」
島根に来てから2年間は、農業法人に就職して野菜作りの研修をされたそうです。
「最初は体がきつかったです。」
大久保さんは最初から花を栽培していたわけではなく、独立当初は野菜の露地栽培をしました。
しかし、食べていけず、県の農業普及所の方から勧められ花に転換したそうです。
「野菜が合う人と花が合う人がいる。私は花の方が性に合っていました。やってておもしろいですよ。飽きないです。でもどこがおもしろいかと聞かれると、よくわからないですね(笑)」
一言で農業と言っても、何を育てるかで合う合わないがあるというのは発見でした。
「ベテランで30年やっている人でも、回数でいうと30回しかやってないことになる。だから一年一年大切にしなきゃなと思います。


農業とサラリーマン

ストック

大久保さんは島根に来る前まで、東京の旅行会社に勤めていました。
添乗員でいろんな国に行ったそうです。
サラリーマン時代と現在と比べてどうですか?
「サラリーマンは怒られることが多いですよね。会社から怒られ、お客さんから怒られ。こっちにきてずいぶんストレスが減りました。責任も減りましたね。会社だと、自分が責任を果たさないと他の人にも迷惑がかかりますから。」
変わったことは、ストレスが減り体を動かすようになったせいか、健康になったことだそうです。
夢は何ですか?
「以前仕事で行きましたが、オーストラリアは日本とほとんど時差がないし、気候もいい。ああいうところで花を栽培して暮らしてみたらおもしろいと思いますね。」
楽しく仕事をし、健康になったという大久保さん。
農業経験もなく、縁もない島根へくるという大きな決断をされた大久保さんに拍手です。


IターンUターンを考えている人へのメッセージ

「きたらなんとかなる、なんていったら無責任ですね。農業をやると行政や地域の人が協力してくれますし、自分はなんとかなりました。なんとかならないこともあるかもしれないですけど、がんばってください。


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