古藤美津子さん

Posted at 07/03/23 Comment(0)» Trackback(0)»

野菜農家 古藤美津子さん


古藤さん

古藤さんは、農業を始めて17年目。
農業を勉強したわけでもなく、身内に経験者もおらず、ゼロからのスタートだったそうです。
子育て+主婦と農業を両立している古藤さんにお話を伺いました。
(取材日:2007年2月15日)

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キャベツを作っています

蛾を捕まえる罠

広い広い干拓地で、古藤さんは主にキャベツを生産しています。
松江八束キャベツ部会というグループに所属し、ときどき講習や会合に行って情報交換や勉強をします。
畑で、見慣れない装置を見つけました。
それは、蛾の幼虫がキャベツを食べてしまうの防ぐために、蛾の繁殖を防ぐ装置とのこと。
その装置は、蛾のメスのフェロモンと同じにおいを出してオスを撹乱させ、繁殖を防ぐ仕組みになっています。
他にも、バケツのような罠もあります(上写真)。置いておくだけで勝手に蛾がよってきて、いったん入ったら出られないようになっています。 こういったものを使い、農薬を減らす工夫もしておられます。


売れるとうれしい

キャベツ

古藤さんは主にJAの直売所に出荷しています。
その直売所は、持ち込んだ商品が売れると「キャベツ100円が2個売れました」というようなメールが自動的に携帯に届く仕組みになっています。
「売れたのがリアルタイムでわかってうれしい。このメールが励みになります。」
今売れたんだ、というのが実感できるっていいですね。
うれしいのはどんなときですか?
「きちんといい作物ができて、見合った収入がもらえたときはうれしいですね。豊作のときは、いいものができても値段が安いので残念。」
せっかくいいものがたくさんできても、値段が下がってしまうという葛藤がつらいところです。


農業のやりがい

キャベツ畑

古藤さんは、6年ほど事務職を勤めたあと出産を機に退職し、子育てをしながら主婦をしていました。
農業には余り興味がなかったそうですが、ご主人は以前から野菜作りがやりたいという気持ちがあり、近くの農地が売りに出たのを機に農業を始められました。
ご主人が休みの日には、一緒に作業をされるそうです。
始めた当初は何もわからず、人に聞いたり、キャベツ講習会に出て勉強したり。
でも大変だとは感じなかったそうです。
「農業を始めるのに違和感はなかったです。大変だとは思わなかった。野菜は間違ったことをしても文句もいわんし(笑)主婦だと収入がないし、もうけるぞ!と。野菜の生育を見ているとパワーがもらえますしね。」
つらいことはありますか?
「畑にひとりぼっちでさみしく感じることがあります。夫婦でやっているところはいいなと思いますね。」
農業の楽しさって何でしょうか?
「事務は、毎日与えられたことを間違わんようにする。農業は、自分で考えて自分のやり方次第でどうにでもなる。よくも悪くも自分の責任で。だから、農業の方がやりがいがあると思います。」
野菜作りをするようになってから心が優しくなった気がする、と古藤さん。 古藤さんの笑顔はとてもやわらかです。


子育てとの両立

古藤さんが農業を始めたころ、まだお子さんはちいさかったそうで、あまり遊んであげられなかったことが心残りのようです。
「私が畑に行こうとすると、『お母さんと一緒がいい』といって毎日畑に着いて来てましたねぇ。雨の日もカッパ着て。」
畑ではちょうちょを捕まえたり、花を摘んだり、ひとりで遊んでいたようです。
申し訳なかったな、と語る古藤さん。
初めてづくしの中で、子育ても、家事も、畑仕事も、がんばった古藤さんはすごいと思います。


野菜農家 古藤美津子さん 記事紹介

2007年度 取材記事
2008年度 追加取材記事


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