水野正美さん

Posted at 07/03/27 Comment(0)» Trackback(0)»

野菜農家 水野正美さん


水野さん

水野さんご夫妻は専業農家で、主力商品は夏のきゅうりと冬のほうれん草です。
夜8時になっても電気が点いている水野さんの作業場。
働き者の水野さんを取材しました。
(取材日:2007年2月28日)

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美しく

夜の作業部屋

夏のきゅうりと冬のほうれん草は市場へ出荷し、あとの野菜はスーパーへ出します。
米は自宅用だけ作っています。
日中は畑仕事をし、夜は家の横にある作業部屋で夫婦で袋詰めの作業などをします。
作業部屋にはいつもクラシックが流れており、猫のたまちゃんも気持ち良さそうに丸くなっています。
アーティスティックな水野さんは、袋詰めにもこだわります。
詰め終わったほうれん草の美しいこと。
茎が折れないように気をつけたり、葉がぴんとするように水につけておいたりと工夫されています。
同じ野菜でも、見た目が美しい野菜の方が売れるからだそうです。


1億円の損

もともと農家で、農大をでた水野さん。卒業してすぐ家の農業を継ぎました。
大変なのはどんなことですか?
「1980年代に野菜の輸入自由化があってから、野菜の値段が右肩下がり。労賃が少ない。収入の総額から経費をひいて、時給に直すといかに少ないかわかる。」
1億円は損した、という水野さん。
もし夫婦共働きで県職員だった場合、退職金もあるし、一生で稼ぐお金を計算すると1億円くらいの差が出るんじゃないか、ということらしいです。
そう考えるとちょっとやりきれないですね。


趣味は農業

お金のことを考えなければ、農業は好きなのだそうです。
「趣味イコール仕事だから。種まいて大きくなっていくことが快感。小さいころから好きだったねぇ。」
趣味が仕事なんてうらやましいと思いますよ。
「お金の代わりに得たものもあるんだろうけど、1億円にはかえがたい。」
うーん、たしかに。。。
「途中でやめなかったのが問題だなぁ。何とかなるだろうと思ったけど何ともならんかった。」
水野さんのように、農業が好きでがんばっているのに報われない。
そういう現実があるから農業する人が減って行くのですね。
農家さんのがんばりが付加価値として価格に反映され、ちゃんと売れるような仕組みがあればいいのでしょうが・・・。
いろいろ考えさせられました。


好きなことベスト3

1、クラシック音楽を聴くこと
チャイコフスキーが好きなのだそうです。
水野さんの作業部屋にはいつもクラシックがかかっています。

2、仏教の研究
信仰するのが好きなのではなく、知的欲求を満たすためなのだそうです。
ときどき図書館へ行き、仏教の歴史や、お経の研究をしたりします。

3、生け花
「以前は習っておったけど今は習っていない。自宅でするぐらい。あなたもたしなむといいよ。」
生け花ができるなんて素敵です。


野菜農家 水野正美さん 記事紹介

2007年度 取材記事
2008年度 追加取材記事

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