☆永島由里子さん

Posted at 08/03/15 Comment(0)» Trackback(0)»

☆いちじく農家 永島由里子さん


●今年は素敵なご主人も

干拓地でイチジクほか、野菜も作ってらっしゃる永島さんを
取材してきました。
今回は、「トラクターなどの機械は自前で修理するよ」という
カッコいいご主人にもお話を伺いました。


耕運機 

●通勤農業

永島さん夫妻は今、専業農家をされています。
しかし!一見ぱっと見た感じで、農業をされているようには
みえません。なぜでしょうか・・・最初はわかりませんでした。

多くの農家さんは、住居兼作業場として自宅がありますが、
永島さん夫妻はちょっと違っています。
そこに秘密がありました。

永島さんのご自宅は、東出雲町の住宅地にあります。
昔から住んでいた古い家を立て直したそうです。

圃場はというと、家から車で数分走ったところと、そこから
少し離れた干拓地にあり、生活は家でして、農作業は作業倉庫と
圃場でする、いわば「通勤農業」をされています。

「通勤農業」・・初めて聞きました。
なんだか面白い響きです。

この「通勤農業」の不便な点は、自宅に作業場がないので、
翌日の農作業の準備などができない点です。
どうしても作業をしないといけない時は、自宅の裏のある納屋に
道具をもってきて、作業をします。

「家で作業ができないのは不便だけど、農業と生活のオンオフの
切り替えができていい」と永島さん。

永島さんが農家さんらしく見えないのは、
家が普通の家なのと、生活と農業のスペースを完全にわけていて、
農業を連想させるものが、ほとんどないからでした。


圃場 

●干拓地の風物詩になりました

奥さんの由里子さんに、干拓地にある圃場を案内していただきました。

去年と変わった点では、気温が上がって暖かくなり野菜の収穫量が増えて、
野菜の価格が下がったというあまり良くないニュースもありますが、
去年、農業雑誌を見て試したラードと塩と消石灰を混ぜて塗る虫除けが
功を奏して、去年は虫がくわなかったという、良いニュースがありました。

「これをすると、干拓地を走っていると、畑の緑の中に、
イチジクの木の幹に塗られた虫除けの白色が
目を引いて、干拓地の風物詩みたいになっているんですよ」
と楽しそうに話してくださいました。

その話を聞いていて、永島さんは農業を本当に楽しんでらっしゃる
んだなと思い、僕まで楽しくなりました。


木 

●作ったあともエコ!と農業体験の受け入れ

今、作った野菜は、市場に出荷するのと近くのスーパーの直販
コーナーで販売されています。

直販コーナーでの売り上げは、売り方の工夫次第。
今は処理に困る野菜がほとんど出ない理想的な農業をされています。
作った後もエコですね!

農業体験の受け入れは、トマトとイチジクが忙しい8~10月は
無理ですが、少し落ち着いた2月ごろや、人手がいる時期にしっかり
働いてもらえるなら、来てもらうと助かる。
一泊ぐらいなら対応できると思う、とのことでした。

いろいろな農業の仕方に挑戦されている永島さんのところでは、
永島さんが体当たりで実践された技術が学ばせていただけるの
ではないでしょうか。


肥料 

●農業との関わり方

今回の取材で印象に残ったのが、やっぱり「通勤農業」です。
これから団塊の世代の方が定年退職されたら、そういう形が
増えるのでしょうか。

自宅から圃場まで通うだけでなく、生活と農業をわけたスタイルは、
今まで農業に抵抗があった人に受け入れやすいものになるかも
しれないなぁと思いました。

いろんな形の農業とのかかわり方、やり方のモデルを作ることで、
農業にかかわる人が増えて、農業が元気になっていくかもしれない・・

そうだとすると団塊の世代に限らず頼らず、僕ら若い者も率先して、
新しい農業のかかわり方や形を
どんどんつくって実践していきたい、と思いました。

永島さん、また干拓地の風物詩を拝見させていただきます。
ありがとうございました!



いちじく農家 永島由里子さん 記事紹介

2007年度 取材記事
2008年度 追加取材記事


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