☆野津智恵さん
Posted at 08/03/15 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»

☆野菜農家 野津智恵さん
●漬物名人
島根では雨が降っていなければ、「晴れ」というそうです。
そんなわけで、冬空の晴れた日、野津智恵さんのお宅にお邪魔しました。
「ちょっと待ってて」と言って、少しの間引っ込まれた智恵さんを
待っていると、 「食べて」と言って、自家製の塩加減がおいしい
白菜の朝鮮漬を出してくださいました。
そんな漬物名人の智恵さんを約1年ぶりに取材してきました。
●津田かぶ物語
この松江市の干拓地では、津田カブを栽培している農家さんが多く、
晩秋から初冬にかけて、収穫した津田カブを干す「はで干し」
が行われ、このあたりの風物詩になっています。
その風景を写真に収めようと、近隣の町や遠くは広島から
人がやってきます。
そのなかで、以前野津さんの収穫風景を収めた写真好きな方が、
撮った写真を送ってきてくれました。
そのお返しとして、野津さんが作った津田かぶ漬けを送り返し、
「おいしかった」と大変喜ばれたそうです。
まさに津田かぶが繋げた物語。
そこには智恵さんの漬物をつける技術だけじゃなくて、
人との繋がりを大切にされる素敵な心が、
隠し味としてあるのだと思いました。
●"もったいない"が人をつなぐ
今、私達の取り組みとして、規格外の野菜や少々傷がついた
野菜を買い取り、旅館や青年の家施設で加工・活用し、もったいない
野菜をなくす、「もったいない野菜ネットワーク」を拡げる
活動をしています。
その一環で、ここ松江市福富町でも一週間に一度、
近辺の何件かの農家さんが作った野菜を集荷しています。
今は、このもったいない野菜ネットワークに参加し、近辺の農家さん
の取りまとめを、この野津智恵さんにしていただいています。
この地区で集荷が始まったそもそものきっかけは、私達のグループの
若いスタッフと、智恵さんが出会ったときに、うちの若いスタッフをみて
「私が住む地区の80代のおばあちゃんたちと、この20代の若い人が
交流をしたら、何かが生まれるのではないか」
と思い、同じ地区の農家さんにもったいない野菜の出荷の
呼びかけをしていただいたことにはじまります。
野菜の集荷の時の智恵さんはまさにみんなのリーダー!
「このキャベツは80円だね。こっちのは、う~ん、100円でどう?」
と、てきぱきてきぱきと農家さん達をまとめてくださいます。
もったいない野菜が多すぎて、私の車に乗らなかった時は、
倉庫からさっとロープを持ってきて、野菜のコンテナをくくりつけて
整理し、あっという間に車に乗せて下さいました。
さっとすばやく行動でき、とても気のきく智恵さん。
見習うところがたくさんです。
帰り際には、よくお土産をいただきます。
何と、智恵さんのおいしいおいしい津田かぶ漬け!
旅館のお客さんにも大好評!!
智恵さんの津田かぶ漬けは最高です。白いご飯がぱくぱくぱくぱく進みます。
智恵さんの素敵な笑顔が思い出されて、おいしく、温かい気持ちになります。
近所のおばあちゃんは若い子が集荷に来ることを、とても楽しみに、
また、集荷に行くスタッフも、
「おばあちゃんたちや農家さんから元気をもらった!」と、
集荷の時の様子をいつも嬉しそうに話してくれます。
人が元気になることって、素晴らしいですね!
●優しいつながり
智恵さんと出会いでこの地区で始まった、もったいないを
なくす活動が、もったいない物をなくすだけではなく、人と人をつなぎ、
それにかかわる人を元気にする・・
経済至上主義で他人を押しのけてでも、自分達だけが生き残ろうとする
ギスギスした世の中になりつつあるようにも見えるこの日本。
そのなかで、もったいない野菜ネットワークのような仕事にかかわる
全ての人が温かい気持ちになれる「優しいつながり」が、今の、
これからの日本に必要なのではないかと、取材をしてみて、そして
みんなの笑顔をみていて強く感じました。
私はこれから、もったいない野菜ネットワークを、
そしてそこから生まれる優しいネットワークで、そこにかかわる
人たちの笑顔を増やしていきたいと強く思いました。
智恵さん、朝鮮漬けご馳走様でした。
ありがとうございました!
またお邪魔します。
野菜農家 野津智恵さん 記事紹介 |

"☆野津智恵さん"へのコメント