酒屋地区自治会連合会 箕田英紀さん

Posted at 08/03/24 Comment(0)» Trackback(0)»


酒屋地区自治会連合会 箕田英紀さん

●酒屋地区自治会連合会

島根県大田市から雪が解け残った山道を走らせました。
今回の目的地は中国自動車道・三次インターの近く。
酒屋地区自治会連合会の会長の箕田英紀さんです。

箕田さんは元消防署員。
聞いて納得、既に定年退職をされていますが、
体格ががっしりされていて、目に力と若々しさがあります。

箕田さんご自身も古代米を作るなど、農業もされています。
箕田さんよろしくお願いします。


箕田英紀さん

●概要

広島県三次市にある酒屋地区。
工業団地や大手自動車メーカーの工場、広島三次ワイナリーなど、
都市機能を持ち、新興地域として以前の農村地域から変貌を遂げています。
ここに、酒屋地区自治会連合会が本部を置く
酒屋地区コミュニティーセンターがあります。
この酒屋地区自治会連合会というのは、三次市の指定管理者として
地域のふれあい活動や生涯学習、営農研修などの事業を受託して
おこなっています。
酒屋地区は約20の常会という小規模の自治会、
それを6つにまとめた単位自治会、そのとりまとめを行っているのが
酒屋地区自治会連合会で、コミュニティーセンターに本部を置き、
各拠点の集会所も含め活動をおこなっています。

簡単にいうと、自治会が市の委託を受け、地域の清掃活動や祭りの企画、
子ども会や地域行事を行っています。

主な取り組みは、以下でもう少し詳しく紹介いたします。


酒屋地区コミュニティーセンター

●主な取り組み

酒屋地区連合会の主な取り組みをご紹介いただきました。

・町作り

緑と山に囲まれた酒屋地区。
森と緑をより身近にする活動にも取り組んでいます。

例えば「エコパークの森づくり」というのがあり、その実行委員会を
しています。酒屋地区にある森を、子ども達の自然体験や市民の憩い
の場として活用するのが目的です。

都市部の企業や市民からは、森林整備活動や資金協力、ノウハウを提供して
もらうかわりに、地域貢献や社会貢献、CRS活動の一環に利用してもらいます。

また地元の市民や企業へは社会貢献や生きがいややりがいを持つ場として
利用してもらいます。

今後はバイオマスや太陽熱などの自然エネルギー、樹木プレートや
木の柵、看板など自然教育の場となるように整備していきます。

酒屋地区コミュニティーセンターの駐車場からも、このエコパークと
そこに作ったツリーハウスを見ることができますよ!

・野菜つくり

全国的な問題ですが、農家さんが高齢化し、跡継ぎがいなくなり、
管理されなくなった田んぼがあります。
その休耕田を利用し、子ども達の野菜つくり体験や食育にも利用しています。
面積は2a、作目は、サツマイモ、たまねぎ、キャベツ、ジャガイモ、
大根などです。
残念なことにピーナツはカラスに、スイカはタヌキの餌になって
しまいました。
この畑では虫や病気がでて大変ですが、無農薬で野菜を作っています。
作った野菜は、学校の給食や企業の食堂、保育所に販売します。
また芋は酒屋地区コミュニティーセンターが主催する祭りで焼き芋に
して販売しています。

また酒屋地区の農家さんのところで出る「もったいない野菜」の
活用にも興味があり、わたし達が取り組んでいるもったいない
野菜タッチパネルにも興味をもってくださいました。

・カルチャー(生涯学習、祭りの主催・運営など)

秋に農業祭りや運動会を主催します。

そのほかには子ども達対象のスキー教室や、小さい子どもと親御さんを
対象にした子育てのキッズサークルなどを行っています。

今まで行政が担っていた地域の役割を、地域の組織が担っています。


カルチャー教室

●課題は人集め

この委託事業も3年目。
専属のスタッフは箕田さんともう1名女性の方のみ。
いつもフル回転で頑張ってこられました。
回を重ねるにつれ慣れてきたこともありますが、
克服しなければいけない課題もあります。

それは人集め。

多くの地域は過疎化が問題になっていますが、この地域は人口増と
良い状況です。しかし、祭りや森作りなど、いろいろな行事をする際、
もっと若い世代にも参加してほしいといいます。

そこには昔のように「朝起きて夜寝る」ような、みんな一律の生活ではなく、
勤務体系の多様化もあるのだと思います。

また、これからこの地域の良さ魅力を掘り起こし、発信していきたい
のですが、昔からこの地域にいる方は、身の回りにある自然や文化が
当たり前になっていて、この酒屋地区の良さを認識してもらうのは
なかなか難しいです。

そこで、若い人や他の地域から移ってきた人に意見を聞こうと
思いますが、若い人や新しい人を巻き込みきれていないため、
なかなか意見があがらない状況です。

今は各イベントは市の広報(折込チラシ)や回覧板、常会へ情報を
共有して、各地域へ伝達してもらったり、地元ケーブルテレビで
告知をしてもらっています。

「若い人にもっと参加してほしい、都市との交流をやりたい」
課題はあるものあきらめていません。
箕田さんの熱意が伝わってきました。


●酒屋地区にこの人あり!

今までは国に任せきりにしていた地域のプロデュースを
各地域が行っていかなくてはいけない時代になったような気がします。

美しい自然、地域の技術や熱意をもった人材、施設や設備etc
この条件がそろったときにやはり必要になってくるのは、
情報発信なのではないかと思いました。
ここにはこんなすごい人がいる!という「人」の魅力も、
地域の魅力ではないかと思います。

地域のために、懸命に頑張っておられる箕田さん。
その箕田さんご自身も、酒屋地区の大きな魅力の一つではないかなぁと、
今回取材をしてみて思いました。
箕田さん、ありがとうございました!



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