小田昊さん

Posted at 07/01/25 Comment(0)» Trackback(0)»

無農薬米と養鶏 小田昊(ひろし)さん


小田昊(ひろし)さん

小田さんは、無農薬米の栽培と自由な飼育による養鶏を楽しんでいます。
20年前に新規就農し、15年前に定年退職してからは「採算無視の年金専業農家」という小田さん。
「無農薬栽培は、日本の自然環境を守ることにもつながる。」そう語る小田さんは、環境を守ることを通じて日本農業を守りたいという思いを持っておられます。
こだわりの米作りと養鶏、小田さんの思いを取材しました。
(取材日:2006年10月14日)

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身土不二

はで干しの無農薬米

山口県山口市で、有機栽培のお米の栽培と自由な飼育による養鶏を楽しむ小田宏さんは、20年前に定年退職をしてから、環境を守ることを通じて日本農業を守りたいと農業に取り組む自由人です。
そんな小田さんのお宅には、「身土不二」とかかれたポスターが貼ってあります。
「身土不二」というのは、人間の身体と土は、不可分で、まったく別のものではない、その土地の物を食べることで、身体は環境に調和するという意味です。
現在、山口県で浸透しつつある言葉、「地産地消」と同じ意味です。
小田さんの楽しい田舎暮らしでは、無農薬のお米と、自由な飼育方法と人間が生み出したもったいないを利用したえさで育てられた鶏の卵に出会うことができます。


稲刈り体験

稲刈り体験

晴れわたる日差しが、まさに稲刈り日和。
小田さんの田んぼで、バインダーと鎌による稲刈りと、はぜかけの体験をしました。
手押しの機械で刈っていき、全部刈り終えたら、昔ながらのはぜかけで稲を干していきます。
バインダーで刈り取れない部分は、鎌で刈っていきます。
どうしても、農作業はきつくて大変な面が目立つのですが、晴れわたった空の下で働くということは、それだけですごく新鮮なものです。
「日本の食というものはね...」そう語り始めた小田さんは、「食」について、「環境」について、様々な問題意識を持っていらっしゃいます。


小田さんのライフスタイル

鶏のえさやり

小田さんは、もともとは公務員として務めていましたが、「農業をしよう!」と現在の農地を購入し、お米作りを始めました。
「農薬を使って環境を汚染するくらいなら作らない」と、無農薬栽培に人一倍こだわりをもっている小田さんは、お米だけではなく、鶏も飼っています。
鶏小屋には、100匹くらいの鶏が元気に歩き回っています。
通常の、ケージに入れられた鶏小屋とは違って、自由奔放、歩き放題の鶏小屋を、小田さんは自らの手で作りあげました。
鶏は通常は人に懐かないそうなのですが、小田さんの鶏は人懐っこくて驚きます。
えさを持っていくとみんなぞろぞろよってきて、手を出すとそのままえさを食べてくれ、こんな光景は、他の鶏にはなかなか見られないそうです。
物知りで、笑顔の素敵な小田さんに会えば、自分の今までの食生活やこれからのライフスタイルを考えさせられてしまいます...。


「もったいないもの」有効活用

小田さんは、鶏の餌に人一倍こだわりを持っており、ぬか、くず米、パン屋の売れ残りパン、スーパーの売れなかった野菜、豆腐のおから、吟醸酒を作ったときにでてくる粉など、まさにもったいないの精神で、人が生み出した贅沢の産物を、うまく鶏の餌として利用されています。


食と環境への問題意識ベスト3

①21世紀を新しい江戸時代へ
 ...もったいないの言葉が生きていた、自給自足で日本の食文化が確立した江戸時代のように、自立できる食を...!

②ごはんを食べよう!
 ...乳がん患者の年齢層はだんだん若くなっており、その原因にお米を食べない若い女性の食事スタイルが考えられるそうだ。

③1日5回は飯を食う!働き者の百姓たち
 ...朝星夜星といって、まだ星の広がる暗い朝早くから、夜、星が瞬く用になっても、まだ仕事を続ける昔の百姓たちは、1日5回はご飯(玄米に味噌や漬物といったまさに、にぎりめし)を食べないと体がもたないほど、働いていたそうだ。
(『忘れられた日本人 宮本常一著』より)


無農薬米と養鶏 小田昊さん 記事紹介

2007年度 取材記事
2008年度 追加取材記事



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