内山政夫さん

Posted at 08/03/24 Comment(0)» Trackback(0)»

野菜農家 内山政夫さん


●冒頭

山口県柳井市で有機で野菜を作っておられるという、
野菜農家の内山さんに取材させていただきました。

内山さんも、ただの農家さんではありませんでした。


●自然に逆らわず

今回取材させていただいた内山さんは、なんと昭和2年生まれの、
今年81歳。
車を自分で運転され、しっかり歩いてらっしゃるので、とても
80歳を越えた方には見えませんでした。

目もよくたいがいのものは裸眼で見えます。
新聞も見ることができます。

農業を始められたのは県の職員を定年退職後。

家に休耕田があり、それを使って野菜つくりをしようと考えました。
野菜つくりには土つくりが原点-無農薬・有機栽培の方法を試行錯誤
しているときに、現在のEM農法にいきつきました。

今は酒カスや近所のレストランや飲食店でもらってきた残飯、
みかんジュースを搾ったあとのカス、籾殻などにEM菌という菌を
ふりかけ、かき混ぜます。
そしてそれを袋につめ、発酵させます。
その発酵させてボカシを畑にまいて、ハウスや露地で大根やにんじん、
白菜、ブロッコリーやネギ、ナス、冬瓜、馬鈴薯など、たくさんの
種類の野菜を作っています。


EMぼかし  

私がおもしろいなぁと思ったのは、内山さんのほうれん草の収穫方法です。
普通なればほうれん草がなれば、根っこごと収穫しますが、
内山さんは、根は抜かず、葉っぱだけちぎって収穫します。

すると生き物は生き残ろうとするので、1週間ほどすればまた生えてくると
いうことです。

内山さんの生き方や考え方は、自然に逆らない優しい生き方だと感じました。

私も内山さんにいただいたほうれん草を味噌汁にいれて食べましたが、
土のような自然な野菜の味がしておいしかったです!


畑 

●日本人は気づいていないけれど・・・

日本では秋のものが冬まで食べられる、冬のものが春まで食べられる
恵まれた環境にいます。

春はジャガイモ、夏はナスビやキュウリ、トマト、秋はきのこ、
青梗菜、春菊、冬は大根、白菜、にんじん

一年中ずっと物が作れて、収穫ができる。
もしここがシベリアだったら、こうはいきません。

日本はそれだけ恵まれた環境にいます。

私は内山さんに言われるまで、日本の四季を認識していなかったですが、
一部の外国に比べると、土地は狭いにしても、水と気候が豊かで
作ろうと思えば、食べ物をつくることができます。

言われてみて当たり前のことですが、気づかない日本人が多いのでは
ないでしょうか。
私も今回、日本がそんなに恵まれた環境にいることに気づかせて
いただきました。


野菜 

●人との出会いが財産

内山さんに農業で辛いこと困っていることを尋ねました。

しかし、「自分のペースで生きているから辛いことはない」と内山さん。
今も大畠に釣りに行ったり、旅行にいくなど人生を満喫されています。

ただ、ご自身の楽しみだけでなく、日本の将来を心配されています。

「増えている日本の休耕田を減らし、みんなで物を作っていくことを
日本人みんなが考えていかないと」

都会に人が行き過ぎた。
田舎で物づくりをしていかないと、と考えています。
そのためには、有機で野菜が作れるように地域の各農家さんに
内山さんが作ったぼかしを配り、自然に優しい有機での農法を広める
取り組みを行っていく予定です。

「また人生の財産は人との出会い。
いかにすばらしい友人が多いかが人生とって大事なこと」
と教えてくださいました。

内山さんの取材中も近所の友人の方が、何か機械を無料で
もってこられ、その代わりに内山さんからボカシをもらって
帰られました。
その間、なにか楽しげに話をされていました。
ここに来られるのが、みなさん楽しそうです。


作業 

●次の世代へ

「人との出会いの場作りとして、日本で問題になっている休耕田を
利用するのがいい。そして一緒にご飯を食べると人間関係ができる」

日本の農業の問題だけでなく、そして防長青年館の理事を務めて
おられる内山さんは次の世代の育成にも熱意をもって取り組んで
おられます。

そんな思いだけでなく、80歳を越えられても尚、自ら行動される
内山さんは活き活きとされていて、とてもかっこいいです。

私も内山さんや人生の先輩からから教えていただいたことや、
良くしていただいた恩返しを次の世代にしていきたいと思いました。

内山さんありがとうございました!



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