三輪広義さん・照子さん
Posted at 10/04/22 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»

米・小麦・野菜農家 三輪広義さん・照子さん
●完全無農薬栽培の農家さん
防府市の三輪広義さん・照子さんご夫妻への取材に行ってきました。
三輪さんご夫妻は、米・小麦・各種野菜を栽培されています。
驚くべきことに、そのどれもが完全無農薬栽培で育てられています。
商品として出しているのは米と小麦だけだそうですが、買いに来てくれた人に旬の野菜をお裾分けすることもあるそうです。
米は消費者のニーズに合わせて、精白米・玄米・分づき米・米粉・玄米粉の形で販売されています。
分づき米とは、玄米をある程度精米したもののことで、三分づき・五分づき・七分づきがあります。
さらに、色彩選別機を導入し、これによって虫食い米などを取り除いています。
小麦は株式会社メルシーの看板商品「おかげさまで」の原材料としても使われています。
「おかげさまで」を作っている方によると、お二人が栽培している小麦は普通の小麦よりも甘みがあっておいしいとのことです。
私も頂いたのですがとてもおいしかったです。
また、お二人の小麦粉を使った照子さんお手製のパンも頂いたのですが、自然な甘みがあってジャムも必要ありませんでした。
三輪さんご夫妻が導入された選別機
●三輪さんご夫妻と農業
お二人はもともと農業を営んではいませんでしたが、定年退職後に一念発起して農業を始めました。
その時からすでに完全無農薬農業にこだわっていたそうです。
化学肥料も使いません。
肥料は手作りの有機肥料を使います。
お二人の「食」に対する高い意識が窺えます。
おそらくそのこだわりのおかげでしょうか。
今年81歳になる広義さんも71歳になる照子さんも、年齢よりもずっと若々しくてお元気でした。
三輪さんご夫妻揃って
●アイガモ農法
お二人が特に力を入れているのは、アイガモ農法による米の完全無農薬栽培です。
アイガモ農法とは、その名の通り田んぼにアイガモを放す農法です。
お二人の田んぼでは、一反(10a)につき約17羽のアイガモを放しているそうです。
アイガモ農法には多くのメリットが存在します。ア
イガモが水田に生えている雑草や害虫を食べてくれること、アイガモの糞が天然の肥料になること、アイガモが動き回ることで絶えずイネに刺激を与えて丈夫なイネにしてくれること、アイガモが泳ぐことで自然と土が撹拌されることなどです。
しかし、やはりその分多くの手間を要します。
アイガモの管理です。
アイガモ農法は、まずアイガモの雛を育てることから始まります。
生まれたばかりの雛は泳ぐこともままならないそうです。
そのため、はじめは浅く水を張った所で雛たちが泳げるようになるまで教えてあげます。
三輪さんご夫妻は毎年約90羽のアイガモの世話をしているので、とても大変であることが分かります。
そうして育てた雛たちを田んぼに放すわけですが、その前にやっておかなければならないことがあります。
田んぼをネットで囲うこと、田んぼの片隅にアイガモのための小屋を作ってあげること、カラス対策をすることなどです。
アイガモを放してからは、朝夕に適度な量の餌を与えることも忘れてはいけません。
このようにしてアイガモ農法は実施されています。
田んぼで泳ぎ回るアイガモ
●農業は愛情
お二人の年間スケジュールはぎっしりと詰まっています。
5月から10月の初めまではイネの栽培、11月の終わりから6月の初めまでは小麦の栽培をしなければなりません。
その合間に旬の野菜も作っています。
農業は愛情だと語ってくれた三輪さんご夫妻。
お二人はこのように忙しい毎日でも、すべての作物に愛情をかけて育てているのです。
三輪さんの小麦で作ったパン

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