山田克也さん

Posted at 10/04/22 Comment(0)» Trackback(0)»

ぶどう農家 山田克也さん


●山田フルーツファーム

萩市紫福地区で「山田フルーツファーム」を営む山田克也さんへの取材に行ってきました。
私の拙い取材に対しても丁寧に対応して下さり、とても優しい方だという印象を受けました。
山田さんは主に1人でブドウを育てています。
他にカキやクリも生産しているそうです。
ブドウは約50a、カキは約35a、クリは約5aの敷地に植えられていて、多忙な日々を過ごしています。
特に力を入れているのがブドウです。
ブドウは大きく分けて2つのビニールハウスの中で栽培していて、片方はハウス内を加温して育て、もう片方はハウス内を加温せずに育てているそうです。
そうすることで、ブドウの収穫できる期間を長くすることができるからです。


山田さん
畑での山田さん

●山田さんの一年

山田さんの1年に暇な時間はありません。
10月、ブドウとの真剣勝負が始まります。
まずはハウス内に風が通るように、ビニールを取り外したり、ある程度めくり上げたりします。
これはブドウの木に冬の冷たい空気を当てるためです。
ブドウの木は冷たい風に当てることで、枝や根に養分を蓄積します。
ハウス内の風通しを良くした後は、肥料を与え、草刈りを行います。
これらのブドウの管理と同時進行で、カキの収穫も行います。
カキの木はある程度の高さがあるため、脚立の上での作業になります。
11月になるとブドウの剪定をします。
1つのハウスだけでも6000房ものブドウがなるくらいに多くの木があるため、作業には多くの時間を要し、1月の中旬ごろまでかかるそうです。
2月から3月にかけて、錆びてしまったブドウ棚の修理をします。
ブドウ棚とはブドウの枝を這わせるためのもので、これがうまく機能していないと、ブドウに十分な日光が当たらないなどの問題が発生します。
そのため手を抜くことはできません。
他にカキの剪定作業も行う上に、加温する方のハウスの加温が開始されるため、気を使う日々が続きます。
4月、ブドウの花が咲き始めます。
ブドウの花が咲ききる前に枝の誘引を行います。
枝の誘引とは、ブドウの枝が伸びてほしい方向に伸びるように、枝をブドウ棚に固定していく作業のことを言います。
4月の下旬から5月にかけては、ジベレリン処理をします。
ジベレリンとは植物ホルモンの1つで、ブドウにこの処理を行うと、種なしブドウを作ったり、実の大きなブドウを作ったりすることができます。
ジベレリン処理を行う時期によって得られる効果は異なります。
品種によってジベレリン処理を行う回数が違うため、5月が1年で最も忙しい時期になるそうです。
6月から7月の間は、袋かけ作業があります。
このとき、カキの摘果作業も並行して行います。
摘果とはより良い果実を作るために、育ち具合の良い果実を枝に残し、それ以外の果実を摘み取ることです。
7月から9月は、ブドウの収穫です。
ハウスや木自体によって熟する時期が違い、収穫時期を見極めることは案外大変なことです。
どの作業も根気のいるもので、山田さんの人柄を知ることができると思います。
このようにしておいしい作物が作られているのです。


ぶどうの木
山田さんのぶどうの木

●農業を始めたきっかけ

山田さんはもともと農家ではありませんでした。
山田さんが農業にかかわり始めたのは、平成10年のことです。
それまでは大阪の印刷会社で働いていました。
農業に興味を持ったのはそのわずか1年前の平成9年です。
きっかけは趣味として行っていたベランダ菜園でした。
「自分で作ったものをお客さんに食べてもらいたい」。
そんな夢を抱き、奥さんを説得して農家へと転職しました。


●山田さんの夢

前向きになるためには夢が大切だと語ってくれた山田さん。
今の夢は、山田フルーツファームの果物を使った奥さんお手製のお菓子をお客さんに食べてもらうことや、自家製のワインを作ることなどです。
まだまだ夢は尽きません。

山田フルーツファームホームページ (http://budounoeki.chu.jp/)


(2009年度取材)

山田克也さん 記事紹介

2008年度 追加取材記事



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