西本正行さん

Posted at 10/04/22 Comment(0)» Trackback(0)»

キュウリ農家 西本正行さん


●キュウリのハウス栽培ってどんなもの?

山口市阿知須地区の専業農家の西本さんはなんと41歳です。
5000㎡の土地に建てられた温室で、宇部でブランド化されているきゅうりを作り続けて14年の農家さんです。
温室きゅうりは年に2回のローテーションで作られます。
1回目は12月に定植し1~6月に取れるきゅうりで、2回目は8月に定植し9~11月に取れるきゅうりです。
西本さんのきゅうりの栽培は「つる下げ栽培」というものです。
どんどん天に向かって成長を続けるきゅうりのつるの上の方を、張り巡らせたロープにクリップのようなもので留めてあり、そのつるが天井につかないように下ろしていきます。
広いハウスの中は一面、きゅうりの暖簾のような格好です。
また西本さんは、仕事量が少ないと見極めた日やきゅうり栽培の無い7~8月には、奥さんと一緒にドライブや旅行に行くのが趣味だそうで、夫婦円満な様子がうかがえました。


西本さんご夫妻
西本さんご夫妻

●キュウリ農家の苦労

基本は西本さんと奥さんの2人で作業をし、週に4回午前中にパートのおばさん2人に入ってもらったり、忙しい時期に臨時で学生耕作隊のヘルプを頼んだりします。
西本さんは、宇部管内10件のきゅうり農家で結成されている「宇部ハウス園芸組合」の組合長です。
西本さんを除き、ほとんどがきゅうり農家歴40年近くの60・70代のベテランだそうです。
取材中にも組合の方がきゅうりの成長状況を確認に来て、取材は一時中断をし、仲間同士の助け合いの様子が見られました。
いくらハウス栽培でも、外の環境である天候には成長が大きく左右され、寒さや台風が大敵です。
さらに、台風ではビニールを何十にも重ねて作られた温室の壁に穴が開き大惨事になることがあり、その修復作業は西本さん夫婦だけでは太刀打ちすることができないので、組合員と助け合って復旧させていくそうです。

実ったキュウリ
実って収穫を待つキュウリ

●西本さんにとっての学生耕作隊

幸い、日々行うきゅうりの農作業は誰にでもできるから、初心者でも援助は大歓迎だと言ってくださいました。
温室の近くで西本さん夫婦が飼っている猫たちも、人懐っこく私たちを歓迎してくれます。
今までも何十人もの学生耕作隊員が援農に参加しているそうです。
現在パートとして働かれている方も、学生耕作隊を通して知り合った縁だそうです。
西本さんは耕作隊を今後も続けていきたいと強く話してくださり、私は嬉しくなりました。


きゅうりのカーテン
ハウスいっぱいに広がるキュウリ

●意外と簡単で身近な農業に参加してみませんか

収穫されたきゅうりは、多いときは1.5tトラックいっぱいに積んで、毎日昼3時に、私の家の近くを通って宇部中央青果市場へ運んでいるそうです。
そして値段が決められ、明くる日の朝に売られるのだそうです。
私の近所で毎日、新鮮なきゅうりが出荷されていくなんて、今まで考えもしなかったですが、農業は思っている以上に身近なものなのだと思いました。
「私たちの毎日食卓に並ぶものが、農家さんの絶え間ない苦労で作られている」ということを身近に体験する農作業のお手伝いは、日々の生活のスパイスとなり、心が豊かになると思います。
学生耕作隊に加入して、そんな農家さんの少しのお手伝いをしてみませんか?


収穫されたキュウリ
収穫されたキュウリ

(2009年度取材)

西本正行さん 記事紹介

2008年度 取材記事



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