中山ぶどう園 中山雄次郎さん

Posted at 10/04/22 Comment(0)» Trackback(0)»

中山ぶどう園 中山雄次郎さん


●父から子へ

山口市阿東地区(旧阿東町)で「中山ぶどう園」を営む中山雄次郎さんの取材へ行ってきました。 中山雄次郎さんは、「中山ぶどう園」の2代目です。
初代は雄次郎さんのお父さんの中山一郎さんです。
「中山ブドウ園」は一郎さんが定年退職後に作りました。
元々はただの山だったところを、一郎さんが20年かけて自力で開拓されたそうです。
雄次郎さんが「中山ブドウ園」を継いだのは、4年前です。
きっかけは一郎さんが体を壊してしまったことでした。
定年退職までは時間がありましたが、「両親を助けたい」という思いから、ブドウ作りを始めました。
それまで雄次郎さんは農業に関わったことがなかったので、一郎さんにブドウ作りのノウハウを教わることからスタートしました。


中山雄次郎さん
作業中の中山さん

●ぶどう園の概要

「中山ブドウ園」は約5反(50a)の敷地に、50種類以上のブドウを育てています。
去年一郎さんが亡くなってしまい、今は主に雄次郎さんと雄次郎さんのお母さんの2人で頑張っています。
土日には雄次郎さんのお姉さんが手伝いに来てくれるそうです。
しかし、ブドウが熟するピークの8月から9月にかけてはとても忙しく、人手が足りません。
そんな時は親戚の方などに手伝ってもらったり、一時的に人を雇ったりします。
ブドウの販売方法は、直接お客さんにブドウ園まで来て試食してもらい、気に入ったものがあれば買ってもらうという方法をとっています。
出荷はしていませんが、長門峡(ちょうもんきょう)で行われるお祭りでは、雄次郎さんのお姉さんが出店しています。



●ぶどう園の一年

ぶどう園の1年間は、やるべきことが多くてとても忙しいです。
ぶどうの天敵は雨なので、「中山ぶどう園」のぶどうは全てビニールハウスの中で作られています。
ぶどう作りは3月に、冬に取り外したビニールをハウスに張ることから始まります。
1年中ビニールを張ったままにすることはできません。
「中山ブドウ園」がある場所は、「山口県の北海道」と言われるほどに冬の気温が下がるからです。
雪もたくさん降ります。もし冬にビニールを張ったままにしておけば、雪の重みでハウスは倒壊してしまいます。
次にブドウの枝の誘引を行います。
これはブドウの枝が伸びてほしい方向に伸びるようにする作業です。
この作業を怠ると、葉に十分な日光が当たらないなどの問題が生じるため、手を抜くことはできません。
それからジベレリン処理をします。
ジベレリンとは植物ホルモンの1つで、これによってブドウの種をなくしたり、ブドウの実を大きくしたりすることができます。
作業工程としては、容器に入れたジベレリン(液体)にブドウの房を浸すというシンプルなものですが、これが意外と大変です。
というのも、「中山ぶどう園」には50種類以上のぶどうがあるからです。
ぶどうの品種によってジベレリン処理をする回数が違ったり、使用するジベレリンの濃度が違ったりします。
ひとつひとつの品種に合わせた処理を行わないと、ブドウ作りは上手くいきません。
そして、房作り、袋かけ、収穫・販売となります。
房作りとは、ブドウの房の形を整えることです。
ブドウが熟れるのは8月から10月なので、冬に向けてのビニールの取り外しは11月ごろに行います。
その後、次の年のために、ブドウの枝を適切に剪定してあげます。
枝の剪定は葉が全て落ちてからなので、12月から2月にかけて行われます。
このような手間をかけて、おいしいブドウが作られているのです。


中山さんのぶどうの木
中山さんのぶどうの木

●まだまだ勉強中

雄次郎さんは「まだまだ自分は勉強中」と言います。
お客さんがおいしいと言ってくれることが一番の喜びだそうです。



(2009年度取材)

中山ぶどう園 中山一郎さん・雄次郎さん 記事紹介

2007年度 取材記事
2008年度 追加取材記事



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