福田フルーツパーク 福田陽一さん
Posted at 10/04/23 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»

福田フルーツパーク 福田陽一さん
●観光農園の3代目
今回取材させていただいたのは"福田フルーツパーク"の福田陽一さんです。
福田フルーツパークは、戦後の貧しいなか、福田さんのおじいさんが「米をたらふく食べたい」という思いから、0からその経営をはじめました。
地元・須金の気候に合った作物は何かと考えたとき、梨とブドウの栽培を思いついたそうです。
観光農園という形で始めた農園は大盛況、大型バスが1日に何台も来ていたときもあったそうです。
2代目、護さんが農園の規模を広げました。
福田さんは、父の護さんの跡を継ぎ、3代目として農園を管理しています。
農園での仕事中の福田陽一さん
●周南市須金地区と福田フルーツパーク
周南市須金地区では、現在13名の「須金ぶどう梨生産組合員」の方が福田さんと同じように観光農園を経営しています。
福田フルーツパークはその中でも2番目に広く、4haもある果樹園に、梨を10種類、ぶどうを15種類、ブルーベリーを15種類も栽培されています。
ブルーベリーは最近に有機農法で始めたそうで、他にもさくらんぼやプラム、プルーンやラズベリーなど、小規模ですが試験的に作っています。
春には梨のきれいな白い花が咲き乱れ、実りの最盛期である夏には、梨やぶどうの大きな果実がたわわに実り、甘い香りが農園中に漂います。
常連さんや家族連れを中心に、年間約10,000人もの観光客がこの農園を訪れるそうです。
福田さんはこの不況の中でも、顧客を増やしていくことを目標に頑張っています。
福田フルーツパークの看板
●第6次産業化への取り組み
観光農園の魅力は何と言っても、獲りたての瑞々しいフルーツ!
人気の梨は"20世紀"です。
和梨の定番といえばコレ!と福田さんは言います。
甘みと酸味のバランスが良く、すっきりした味わいが好評だそうです。
ぶどうは"瀬戸ジャイアンツ"。
珍しい品種で、皮まで食べられるプリプリの果実と、鮮やかな緑色が特徴的です。
また、福田さんのイチオシは、そのとき1番旬の味がいくつも楽しめるぶどうの「詰め合わせセット」。
見た目にもこだわり、厳選されたぶどうが色鮮やかに盛り付けられています。
ブルーベリーは獲りたても美味しいのですが、福田さんのお母さんが作るタルトが大人気だそうです。
福田フルーツパークは観光農園の特性を生かし、生産からはじまり加工、流通販売までの流れをまとめて行う、"第6次産業化"に以前から力を入れています。
もぎたてのフルーツを味わえる梨狩り、ぶどう狩りに加え、20年ほど前からその旬のフルーツを、アイスやジャム、タルト、ワインなどに加工し販売してきました。
そして最近ではそれを利用したカフェやレストランの設営も計画しており、来年から再来年には完成予定です!
現在でも、仮設のカフェがあり、淹れたてのコーヒーやフレッシュなスムージーと一緒に、タルトやアイスを存分に味わうことができます。
様々な種類がある加工品のメニュー
●福田陽一さんについて
私の受けた福田さんの印象は"アグレッシブな農業のスペシャリスト"。
インターンシップや農業体験、地域活動なども積極的に行いながら、農業の技術や専門知識を活かし、新しい品種や農法を追求する、まさにプロッフェッショナルの心意気を感じました。
将来の夢は、「農業という産業、職業をしっかり形あるものにすること。」
「そのために、お客様の喜びや幸せ、求めるものは何かを敏感に感じ取り、観光農園として他にないサービスを追及すること。
そして、地域と一体となった農業の形、あり方を見つけ、最終的には農業の新しい位置を確立していきたい。
とても難しい課題だが、常に挑戦し続ける気持ちを忘れないでいたい。」
その言葉の一つ一つから、彼の農業に対する熱い想い、信念をメラメラと感じました。
今回の農家ブログの取材も、若い人がもっと農業を学べるようにと、快く引き受けてくださり、とても丁寧に対応してくださいました。
観光農園として地域を支え、農業の未来を一身に背負う福田さん。
こんな熱い夢を持った人が日本中にいると思うと、熱い気持ちになりました。
福田さんから学んだチャレンジ精神や積極性を、これからの取材に活かしていきたいと感じた1日でした。
色とりどりに飾られた写真
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