賀屋忠之さん

Posted at 10/04/30 Comment(0)» Trackback(0)»

米農家 賀屋忠之さん


●米どころ、阿東

賀屋忠之さんは、お勤めをされながら農業をされている兼業農家さんです。
阿東地区(旧阿武郡阿東町)は、山口県内でも有数の米どころということもあり、賀屋さん自身も田んぼでお米作りをされています。
また、賀屋さんはご自分で農業をされるだけでなく、地域の集落営農の取り組みや、それに関わる人たちの世話を積極的にされています。
取材中も、ショートステイに挑戦されている方、面白い農作物を作っている営農団体など、阿東地区で様々な取り組みをされている人を教えていただき、賀屋さんが持つ地域の人々に対する知識の深さが伺えました。

賀屋忠之さん
取材中の賀屋忠之さん

●阿東町の農業

先述のとおり、阿東町は米どころとして有名で、農家さんの作っているものもお米が中心です。
そして、その中心産業を後押しすべく、集落営農をして農機具を共同で使用して経費を節減したり、設備投資して新しいコンバインや乾燥機を共同購入したりしているそうです。
また、米以外でもりんごや梨などの果物の栽培も盛んです。
しかし、一方で、それ以外の作物ではまだまだ見通しが不透明で、賀屋さん以外にも様々な団体で、ゴマや玉ネギ、黒大豆などの他の儲けを出せる作物や、大豆の味噌への加工など、利益の出せる方法を模索されているそうです。



●販売、加工

販売に関しては、企業などとの契約栽培の他、市場に出されたり朝市などで直売されたりしていますが、前回の農家取材の後、「農家取材のブログを見て」というお問い合わせが1件あり、実際に販売にも結びついたそうです。
また、賀屋さんが関わっている「もみじ会」という営農団体では、通常のお米に加えて、化学肥料を使わずに魚カスなどの有機肥料を使った減農薬有機米の栽培に挑戦され、現在では旅館などに向けて販売もされている人もいるそうです。
また、お米の中でも「赤米」という古代米を栽培されている人もおり、赤米からうまく儲けを出すことに挑戦している人もいるそうです。
ただ、現状で、お米をおかきやお餅などに加工することは、保健所への許可申請や、加工所を作る手間もあってされていないそうですが、女性起業家の方でかき餅を作られている人がおり、そうした人ならば紹介できると言っていただきました。
しかし、賀屋さん自身、農作物の加工に取り組み、付加価値をつけた売り方をしていくことの重要性や必要性は感じられているようでした。
また、他にも、ホームページなども作ってインターネットでの販売も充実させていきたいと言われていました。


●農業で生きていく

取材も終わりにさしかかった頃、賀屋さんは「阿東は農業がないと生きられない。でも、それをうまく利用していく」「今はいろんなことがどんどん変わっている。その中で形を決めるために動いている」ということを言われていました。
そこには、「先のことがわからない今のような時代でも、それを前向きにとらえ、阿東を農業で生きていける地域にする」という地域の経営者のような強い意志を感じました。
こうした人の元に、若者たちのエネルギーや、その橋渡しとなれる人が集まり、お互いにできることを持ち寄って協働していけば、日本の地域も農業もこれからの時代を生きて行けるのではないでしょうか。
賀屋さん、ありがとうございました!


(2009年度取材)

賀屋忠之さん 記事紹介

2008年度 取材記事



"賀屋忠之さん"へのトラックバック

トラックバック先URL

"賀屋忠之さん"へのコメント

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門