農地を活かす組織づくり
山口県大島青年の家 マネージャー 齊藤祐子
「農業への新規参入」...今、このハードルは、案外高い。日本の食料自給率は、40%前後であり、他の先進国と比較しても格段に低い。にもかかわらず、なぜ、農業への新規参入がしづらい仕組みが出来上がっているのだろうか。また、面白い農業を演出するためには、どうしたらよいのだろうか。
■農業衰退への不安
私は、大学は農学部に進学し、1年生の時から農村・農業の活性化に向けて活動しているNPO法人学生耕作隊で、実際に、農業を行う農家へ援農作業に参加してきた。この活動の中で、農業は、個人でやっていても組合でやっていても、ただ土を作り作物を育てればよいというものではなく、経営の視点が必要なのだということを強く感じた。農家が生き残るには、経営をうまいことやっていかなければならないのだ。また、農業は、代々継承していくという概念は、もはや通用しない時代となっている。興味のある人、やりがいを感じる人、楽しいと思う人、そんな人たちが集まり農業の新しい担い手として活躍しなければ、このまま日本の農業が衰退してしまうのではないだろうか、周りで荒れ果てていく農地を見ながら、私はそんな不安を覚えている。
学生耕作隊で派遣され、農業を手伝う学生たち