高知のあき郡はハウス栽培のナスの出荷量が日本で一番多い地域です。
土佐あき農協羽根園芸研究会では海洋深層水を使用したなす作りに取り組んできました。月に二回程度ナスに海洋深層水をかけます。そうしてできあがったナスは見た目は普通のナスとあまり変わらないそうですが、味には違いがでてくるということでした。
この取り組みを始めたそもそものきっかけはただナスを作るのではなく地元の名産である室戸の海洋深層水を使うことによって労働意欲もアップすること、また、魅力のあるナスづくりを行うことで後継者にとっても魅力のある仕事にしたいというねらいがあったということでした。現在では約40件のなす農家さんが海洋深層水を利用したナス作りを行っているそうです。
土佐あき農協羽根園芸研究会ナス部会ではこのほかにも消費者のニーズに応えられるようにと、インターネットで消費者にアンケートを取りました。例えばナスを買うときには何本買いますかという質問では、消費者から3本という答えが多かったため、それまでは5本一袋で売っていたところを3本1袋に変えたということです。また、なすの調理法について質問したところ、消費者が知っているナスの調理法の種類が少ないと感じ、ナスの調理法を一般公募して簡単なレシピ集を作成したりもしています。
海洋深層水ナスの生産者の尾崎さんは、海洋深層水のナス作りを通して室戸そのものをアピールし、海洋深層水を利用したナス作りが地域の人たちのいい刺激になって地域の活性化にも一役買えればと話していました。