■一日一県訪問取材
8月25日から29日にかけてNOLO耕作隊のメンバーと一緒に東海・北陸の立ち上がる!農山漁村キャラバンを行いました。島根県を出発し、福井県では「へしこ」の加工を行っている「(有)なぎさ会」、富山県では地域特産物(かきもち中心に漬物など)の加工販売を行っている「農業組合法人 食彩工房たてやま 」、岐阜県では完熟トマトのケチャップを作っている「(株)明宝レディース」、愛知県では菜の花プロジェクトの「(有)花丘商事」と、一日一県を訪ね取材をしました。
■働く人の表情
行っていることはそれぞれ異なるのですが、昔から漁家で作られていた「へしこ」、農家で作られていた「かきもち」を残していきたい、せっかくできたトマトが規格外だと捨てられるのを見てもったいないから使えないか、養豚のえさとして食品工場からもらった残渣を余ったから肥料にしよう、といずれも身近な問題がきっかけになっています。小さなグループから始まり試行錯誤を繰り返し、少しずつ認められ大きくなっています。
取材を行い強く感じたのは、働く人の活き活きした姿でした。始めから順調だったわけではないし新しい問題も出てきているけれど、活動に誇りを持ち、とても楽しく働いている印象を受けました。活動を始めた当時は、漁家や農家の女性は特に家業が怠ることから家族から反対されたところも多かったのですが、現在では家族の理解も得られ堂々と働きに出かけるようになりました。
今では作り方が確立され、同じ味付けで大量生産を行っていますが、温度や天候により微妙な違いがでないようにしなければいけません。しかし、そこはやはり長年の経験で分かるのだそうです。
■地域の活動拠点
取材をするために事前に調べていったのですが、へしこって、かきもちって何だ?とそこから始まりました。取材の中でも「知られていないのでもっと知ってもらいたい」とおっしゃっていました。また、昔からその地域で作られ当たり前のように食べられてきたのに、今は離れてきていると話されていました。そこで小学生と一緒に作る体験をするようになったそうです。地域の問題に気づき、解決するための動きが次から次になされていることが継続につながっているのではないかと思いました。
今回訪問したところは一つの会社ですが、そこは地域の活動の拠点になっていました。地図を見ながら行ったのですが、進んで行くとこんなところにあるのかなと不安に思い近くの方に聞きながら行きました。お話しているとただそこで加工品を作り売っているだけではなく、人が集まる場になっています。一度は家を出た息子夫婦が今度戻ってくる、夏には若者がアルバイトが来ると嬉しそうに話してくれました。そうやって人が自然と集まるからこそ楽しく働けるのかもしれないと感じました。
今回キャラバンを通し、かきもちや、ケチャップなど一つの商品の裏にたくさんの人、思いがあるのだと強く感じました。