きららの里では、環境という視点からも食育に取り組んでいます。それは、先にも述べましたように「たまねぎの皮」を使った染色です。科学の着色を使わずに自然の物を使った染色だったり、廃油を使ったキャンドル作りもはじめました。先日、地元の小学校が遠足にきららの里にやってきました。エコキャンドルの原料は児童が食べている給食センターの廃食油を頂き使用しました。「みんながいつも食べているてんぷらやから揚げを揚げた油はどうしているのでしょう。水などと一緒に排水溝に流しますか?環境に悪い事をしないで、環境にいいことをして再利用しましょう。」と体験しました。キャンドルを流すのは、生えて過ぎて困る竹です。短くなったクレヨンなども削って入れるとカラーキャンドルに早変わりです。最後まで物を大切にすることまでも学べます。「食べる」ということから、「捨てない」ということまで、子供たちは一生懸命考えます。
食べることからいろんな事を学ぶのは子供たちだけではありません。私たち大人も真剣に考えていかなくてはいけない問題なのです。「大人の食育」こそやっていかないといけないところまで来ているのかなと感じます。賞味期限切れの物を平気で販売する、知っていながら隠そうとする悪質な商売、子供のために、家族のためにと消費者は「安全・安心」を買うのです。そこが崩れてしまったらどうなるでしょう。人が食べること、生きることを真剣に考えてこそ、本当の食育が形を作っていくのではないかと思いました。
野菜を作る人、食肉動物を育てる人、食べるものを加工する人、販売する人そこには「食に対する心」があるのです。そんな心を大切に私は食育に関わっていきたいと思います。