福祉にも環境にも貢献するビジネス【青森県八戸市】
青森県八戸市役所の日山克之さんは、地元の障がい者と環境を組み合わせた「プロジェクト・マキ」の発案者です。
ある福祉施設では、入所者が夜尿してしまう前に、施設の職員が入所者を起こしてトイレに連れて行き、浅い眠りのまま一晩を過ごすという悪循環に陥っていました。統計を分析したところ、お風呂に入ることで、ぐっすり眠り尿を抑えるホルモンが分泌され、実際にお風呂に入った翌日の夜尿が少ないということが分かりました。
そこで日山さんが考えたのが、薪風呂。それまでは、お風呂の湯沸しはボイラーを使っており、光熱費がかかるため、お風呂は数日に一回。そこで、湯沸しに薪を使ってコストを削減し、毎日お風呂に入れるようになったそうです。
さらに、湯沸しに使う薪は、障がい者が自ら割ったもの。「プロジェクト・マキ」は障がい者の仕事づくりにもつながっています。今までは突然姿を消したりして周囲をハラハラさせていた人が、薪割り名人として社会に認められ、薪ストーブ会社に就職した、というケースもあります。
薪を使うことで環境にやさしく、障がい者の仕事、生きがい作りにもなる、一石二鳥のプロジェクトだと感じました。
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